高い天井のテーブル席に座り、窓の外を見た。
庭の植え込みはそばの清烈に似合う。
こうなれば、いきなりそばではなく一杯酌みたい、そば前の酒だ。
盆に徳利、盃、箸、そば味噌が並ぶ。
料理屋ではないから箸置きもない。
そば屋の酒はあくまで脇の注文であるのが分だ。
さて一杯。
そば屋酒を愉しむのは午後の二時過ぎあたりだ。
そば屋は基本的に午後は通しで開いている。
昼の混む時間が過ぎて一段落したところ入り、ガランとした店の隅で「忙しくないからいいよね」と酒を一本とる。
気がつくと向こうにも同じような客が一人。
このシンとした午後の静けさがいい。
したがって昼や夜の混む時間に酒を飲むのは野暮、というかマナー違反。
また、そば屋酒の客が混みあって相席になるなどは願い下げ。
まして連れ立って行くものではない。
昆布の佃煮324円
かまぼこ648円
せいろうそば702円
にしんそば1296円
お酒「樽酒」734円
ビール「大」810円
「営業時間11:00~20:00/月休」




